「マルガリータの作り方が知りたい」「テキーラとライムの黄金比は?」「グラスの縁に塩を付けるのはどうやる?」──マルガリータはバーの定番として知られていても、いざ家で作ると塩や甘さのバランスに迷うカクテルです。実は、マルガリータはテキーラ・コアントロー・ライムジュースの三つで作るショートカクテルで、黄金比は「テキーラ2:コアントロー1:ライム1」が家庭での基本。本記事では、作り方の手順、黄金比、スノースタイル(塩の付け方)、テキーラの選び方まで、麻布十番のジャズバーTOMIJAZが解説します。
マルガリータは「テキーラ+コアントロー(オレンジリキュール)+ライムジュース」で作るショートカクテル。黄金比は2:1:1が家庭の基本で、グラスの縁に塩をあしらう「スノースタイル」が最大の特徴です。シェイクで作る基本レシピ、塩の付け方のコツ、フローズンやフルーツ応用、ベーステキーラの選び方までを一気に解説します。
マルガリータの誕生には諸説あり、1949年のカクテルコンテストで入賞したという説や、メキシコのバーテンダーが恋人の名を冠したという説などが知られています。「マルガリータ」はスペイン語で「ヒナギク(デイジー)」を意味し、いずれにせよ、テキーラを世界的なカクテルへと押し上げた一杯として愛され続けています。
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1. マルガリータとは|テキーラベースの定番ショートカクテル
マルガリータは、テキーラをベースにオレンジリキュールとライムジュースを合わせ、グラスの縁に塩をあしらって仕上げるショートカクテルです。シャープな酸味と塩のアクセント、テキーラのこうばしい香りが一体となり、世界中のバーで最も注文されるテキーラ・カクテルとして親しまれています。
1-1. マルガリータの基本構成
マルガリータの構成は、テキーラ・コアントロー(オレンジリキュール)・ライムジュースの三つが基本です。これにグラスの縁の塩(スノースタイル)が加わることで、一口ごとに塩・酸味・甘みが重なる立体的な味わいになります。
- ベース:テキーラ(ブランコ/シルバーが定番)
- 甘み:コアントローなどのオレンジリキュール(ホワイトキュラソー)
- 酸味:ライムジュース(生ライム推奨)
- 技法:シェイク
- グラス:カクテルグラス(縁に塩をあしらう)
1-2. アルコール度数の目安
マルガリータのアルコール度数は、ベーステキーラ(度数40%前後)とコアントロー(度数40%前後)をシェイクの氷で適度に加水することで、おおむね25~30%前後に落ち着きます。酸味と塩でサッパリ飲める一方、ショートカクテルとしてはしっかりした度数があるため、少量をゆっくり味わうのが基本です。
1-3. 名前の由来
「マルガリータ」はスペイン語の女性名で、英語の「マーガレット」にあたります。花のヒナギク(デイジー)を意味することから、グラスの縁の白い塩を花びらに見立てたとも言われます。誕生にはメキシコやアメリカのバーを舞台にした多くのエピソードがありますが、いずれもテキーラをカクテルの主役へと引き上げた一杯であることに変わりはありません。
2. マルガリータの黄金比|テキーラ・コアントロー・ライムの比率
マルガリータの味を左右するのが、テキーラ・コアントロー・ライムの三者の比率です。定番の黄金比を基準に、甘さや酸味を好みで寄せていくのが上達のコツです。
2-1. 家庭の基本:テキーラ2:コアントロー1:ライム1
もっとも覚えやすく失敗しにくいのがテキーラ30ml:コアントロー15ml:ライムジュース15ml(2:1:1)の比率です。三つの味がバランスよくまとまり、初めて自宅で作るならまずこの黄金比から始めるのがおすすめです。
2-2. 本格派:テキーラ35:コアントロー20:ライム15
バーで提供される国際規格のレシピはテキーラ35ml:ホワイトキュラソー20ml:ライムジュース15ml(おおよそ7:4:3)です。テキーラの存在感が高く、ドライでキレのある仕上がり。テキーラ本来の香りを楽しみたい方に向いています。
2-3. 甘め・フルーティ寄り:コアントロー多め
酸味やアルコールの強さが苦手な方は、コアントローを少し多めにして甘めに調整すると飲みやすくなります。逆にシャープな一杯が好みなら、ライムを多めにして酸味を立たせます。生ライムを使う場合は、銘柄や季節で酸味が変わるため味見しながら調整しましょう。
どの比率が正解ということはありません。コアントローは製品ごとに甘さが異なり、ライムも生と果汁で酸味が変わります。まず2:1:1で作り、そこから「もう少し甘く」「もう少し酸っぱく」と自分の一杯へ寄せていくのが上達の近道です。
3. マルガリータの作り方【基本レシピ】
ここでは家庭でも再現しやすい、シェイクによる基本レシピを手順で解説します。分量は「テキーラ2:コアントロー1:ライム1」を基準にしています。
3-1. 材料(1杯分)
- テキーラ(ブランコ)……30ml
- コアントロー(オレンジリキュール)……15ml
- ライムジュース……15ml
- 塩(スノースタイル用)……適量
- 氷……適量
- ライム(飾り・任意)
道具はボストンシェイカーまたはコブラーシェイカー、分量を正確に測るメジャーカップ(ジガー)を用意します。ショットグラスがあればメジャー代わりにも使え、少量のテキーラをストレートで味わう際にも重宝します。
3-2. スノースタイル(塩の付け方)
マルガリータの醍醐味となるのが、グラスの縁に塩をあしらうスノースタイルです。手順は簡単で、①カットしたライムをグラスの縁に一周ぐるりと湿らせ、②平らに広げた塩の上にグラスを伏せて縁にだけ塩をつけます。内側に塩が入りすぎないよう、外側につけるのがコツ。塩は粒子の細かいテーブルソルトがなじみやすく、口当たりもなめらかです。
3-3. 作り方の手順
- ①スノースタイル:グラスの縁に塩をあしらい、冷蔵庫で冷やしておく
- ②注ぐ:シェイカーにテキーラ・コアントロー・ライムジュースを注ぐ
- ③氷を入れる:シェイカーに氷をたっぷり入れる
- ④シェイク:全体が冷えて表面に霜がつくまでリズミカルに10~15回振る
- ⑤注ぐ:塩をつけたグラスに、茶こしでこしながら注ぐ
- ⑥飾る:好みでライムを添えて完成
3-4. 美味しく作る3つのコツ
①グラスとシェイカーをよく冷やす。②シェイクは「冷やす・薄める・混ぜる」が目的なので振りすぎない。③ライムは生を絞ると香りが格段に上がるため、可能なら生ライムを使う。この3点を押さえるだけで、家庭でもバーの一杯に近づきます。
4. 塩の付け方とマルガリータのバリエーション
マルガリータは塩の付け方や仕上げ方を変えるだけで、表情が大きく変わるカクテルです。代表的なバリエーションを知っておくと、シーンや好みに合わせて楽しめます。
4-1. スノースタイルとハーフスノー
縁全周に塩をつけるのがフルスノー、半分だけつけるのがハーフスノーです。ハーフスノーにすれば、塩のある面とない面を飲み分けられ、塩分が気になる方でも飲みやすくなります。塩を一切使わない「塩なし」でも、テキーラとライムの味わいそのものを楽しめます。
4-2. フローズンマルガリータ
クラッシュドアイスとともにミキサーで攪拌し、シャーベット状に仕上げるのがフローズンマルガリータです。暖かい季節に人気で、デザート感覚で楽しめます。ミキサーがなくても、クラッシュドアイスを多めにしてシェイクすれば近い食感になります。
4-3. フルーツマルガリータ
ストロベリーやマンゴーなどのフルーツを加えるフルーツマルガリータも定番です。果実の甘さと酸味がテキーラに寄り添い、カクテル初心者にも飲みやすい一杯に。バーでは季節のフルーツを使ったオリジナルマルガリータを提供することもあります。
5. マルガリータに合うテキーラの選び方
マルガリータはテキーラの香りがダイレクトに味に表れるため、ベース選びが仕上がりを左右します。タイプ別の特徴を知って、好みの一杯を見つけましょう。
5-1. ブランコ(シルバー):王道
ブランコ(シルバー)は樽熟成をほとんど行わないテキーラで、アガベ本来の青々しい香りとクリアな味わいが特徴。ライムの酸味と相性がよく、マルガリータの王道のベースです。「まず基準の一杯を」という方に最適です。
5-2. レポサド:まろやかでコクのある味
レポサドは樽で数ヶ月〜1年熟成させたテキーラで、樽由来のバニラやはちみつの香りが加わり、まろやかでコクのあるマルガリータになります。ブランコよりも落ち着いた味わいを好む方や、食後にゆっくり楽しみたい方に向いています。
5-3. 100%アガベのプレミアムテキーラ
原料にアガベを100%使用したプレミアムテキーラは、雑味が少なく飲み口がなめらかで、マルガリータの質を一段上げてくれます。少しいいテキーラで作ると雑味のないクリアな味わいになるため、自宅で一杯を上質に仕上げたいときにおすすめです。
たとえば、メキシコ産のブルーアガベを100%使用したARTE AZUL(アルテアズール)のブランコ。樽熟成を行わないぶんアガベの香りが素直に立ち、5-1で触れた「ブランコが王道」というマルガリータのセオリーにそのまま乗ります。ブランドが公表するテイスティングノートでは、ベルベットのようにソフトな口当たりと、柑橘・ミネラル、そしてブラックペッパーとハーブの風味が挙げられています。1ℓで税込22,000円。宝石のような多面カットのボトルも含め、贈り物として選ばれることの多い一本です。※当店で提供している銘柄ではありません。
麻布十番のジャズバー TOMIJAZ では、クエルボ エスペシャル、1800(ヌメロ・ウノ)など、定番から本格派までテキーラを取り揃えています。マルガリータをはじめ、テキーラベースのショート・カクテルはもちろん、お客様のお好みに合わせてバーテンダーが塩の付け方や甘さを調整してお作りします。ジャズの調べとともに、テキーラとライムの好きな一杯で麻布十番の夜をごゆっくりお楽しみください。
| 所在地 | 〒106-0045 東京都港区麻布十番2-8-3 ディケンズ麻布 3F |
|---|---|
| 営業時間 | 月曜〜土曜 19:00〜翌2:00(L.O. 1:30) |
| 定休日 | 日曜・祝祭日 |
| アクセス | 東京メトロ南北線「麻布十番駅」4番出口/都営大江戸線「麻布十番駅」7番出口より徒歩3分 |
| 電話予約 | 03-3454-5566 ※営業時間内のみ |
| ウェブ予約 | 食べログ予約ページ |
まとめ
マルガリータはテキーラ・コアントロー・ライムジュースで作るテキーラベースの定番ショートカクテルで、家庭での基本はテキーラ2:コアントロー1:ライム1です。本格派は35:20:15のテキーラ多め、甘めならコアントローを増やすなど、比率は好みで調整できます。最大のポイントはグラスの縁に塩をあしらうスノースタイルで、ハーフスノーや塩なしも選べます。ベーステキーラはブランコが王道、まろやかさならレポサドと選べます。麻布十番のジャズバーTOMIJAZでは、お好みに合わせた一杯をお作りしますので、お気軽にカウンターまでお越しください。
よくある質問(FAQ)
- マルガリータの黄金比は何対何ですか?
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家庭で覚えやすいのはテキーラ2:コアントロー1:ライム1(例:30ml:15ml:15ml)です。バーで提供される国際規格は35:20:15でテキーラが多めです。まず2:1:1で作り、好みで微調整するのがおすすめです。
- マルガリータのアルコール度数はどれくらいですか?
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ベースのテキーラとコアントロー(ともに度数40%前後)をシェイクの氷で割るため、仕上がりはおおむね25~30%前後になります。ショートカクテルとしては強めなので、少量をゆっくり味わうのがおすすめです。
- コアントローがない場合は何で代用できますか?
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コアントローはホワイトキュラソー(無色のオレンジリキュール)の代表銘柄です。なければグランマルニエやトリプルセックなど他のオレンジリキュールで代用できます。銘柄ごとに甘さや香りが異なるため、仕上がりも変わります。
- グラスの縁に塩をうまく付けるには?
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カットしたライムでグラスの縁を湿らせ、平らに広げた塩の上にグラスを伏せて外側にだけ塩をつけるのがコツです。内側に塩が入ると味が塩辛くなりすぎるため、縁の外側だけにとどめましょう。細かいテーブルソルトがなじみやすくおすすめです。
- マルガリータに合うテキーラのおすすめは?
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王道は青々しい香りのブランコ(シルバー)で、ライムの酸味と相性抜群です。まろやかさを求めるなら樽熟成のレポサドも。味の質を上げたい場合は100%アガベのプレミアムテキーラがおすすめです。
- マルガリータはシェイクとステアのどちらで作りますか?
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マルガリータはライムジュースを含むためシェイクで作ります。果汁やリキュールは混ざりにくいため、シェイカーでしっかり混ぜて一体化させます。フローズンにする場合はミキサーを使います。
- マルガリータとダイキリの違いは?
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どちらもサワー型のショートカクテルですが、ベース酒が異なります。マルガリータはテキーラベースでグラスに塩をあしらい、ダイキリはラムベースで塩は使いません。いずれもライムの酸味が効いた定番カクテルです。
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TOMIJAZ Bartenders(トミジャズ・バーテンダーズ)
麻布十番のジャズバーTOMIJAZの現役バーテンダーチーム。創業者・トミがニューヨーク20年・東京14年にわたり築いたジャズバーの歴史を、常連客からオーナーとなった株式会社Envalue代表の水野泰和が2022年11月より受け継いでいます。お酒・ジャズ・空間づくりに関する一次情報を、現場のカウンターから発信しています。


