「あの鮮やかな青いカクテルの名前は?」「ライチとブルーキュラソーの分量はどれくらい?」「甘いのに度数は高くないの?」──チャイナブルーは、見た目のインパクトゆえに「難しそう」と身構えられがちな一杯です。結論から言えば、ライチリキュール30ml・ブルーキュラソー10ml・グレープフルーツジュース45mlの「3対1」を軸に注いで軽く混ぜるだけで、バーの味に近い一杯が家でも作れます。本記事では、チャイナブルーの黄金比とレシピ、失敗しないコツ、材料の選び方、似たカクテルとの違いまでを、麻布十番のジャズバーTOMIJAZが解説します。
チャイナブルーは、ライチリキュールとブルーキュラソー、グレープフルーツジュースで作る鮮やかな青いカクテルです。基本比率はライチ:ブルーキュラソー=3対1(30ml:10ml)にグレープフルーツ45ml。アルコール度数はおよそ8〜12%と口当たりが軽く、フルーティーで飲みやすいのが特長。材料さえ揃えばシェイカー不要で、氷を入れて注ぐだけの「ビルド」で完成します。
チャイナブルーの「チャイナ」は国名ではなく、中国発祥の磁器(チャイナウェア)を指すとされ、景徳鎮の青い焼き物を思わせる色合いから名付けられたと言われます。考案者については、富山県のバー「白馬館」のバーテンダー内田輝廣氏によるものとする説が知られていますが、諸説あります。ライチリキュールが日本で広く流通し始めた1980年代以降に定着した、比較的新しい日本生まれのカクテルです。
本記事はアフィリエイトリンク(楽天アフィリエイト・Amazonアソシエイト等)を含む場合があります。価格は記事公開時点の目安です。
1. チャイナブルーとは|青いライチカクテルの基本
チャイナブルーは、ライチリキュールの甘い香りと、ブルーキュラソーの澄んだ青、グレープフルーツの爽やかな酸味を組み合わせた日本生まれのカクテルです。まずは味わい・度数・見た目という三つの基本プロフィールから押さえておきましょう。
1-1. 味わいと度数のプロフィール
チャイナブルーは、ライチの華やかな甘みをグレープフルーツの苦味と酸味が引き締める、甘さと爽やかさのバランスが取れた味わいです。アルコール度数は、トニックで割らない基本のレシピでおよそ8〜12%。ビールよりやや高い程度で、口当たりが軽く、カクテルを飲み慣れていない方や食前の一杯にも向きます。
- 甘さ:ライチリキュール由来のフルーティーな甘み
- 酸味・苦味:グレープフルーツジュースが後味を引き締める
- 度数:およそ8〜12%(トニックで満たすと4〜5%程度)
- 色:ブルーキュラソーによる澄んだ青
1-2. 名前の由来と位置づけ
「チャイナブルー」の名は、中国の磁器(チャイナウェア)を思わせる青い色に由来するとされています。国名の中国ではなく、青磁・染付のような焼き物の青をイメージした命名です。ライチが楊貴妃に愛された果実として中国と結び付けられる点も、名前の印象を後押ししています。カクテルとしては、リキュールをジュースで割るタイプの入門向きの一杯にあたります。
2. チャイナブルーの黄金比とレシピ
チャイナブルーの完成度は、ライチリキュールとブルーキュラソーの比率でほぼ決まります。ここでは基本となる「3対1」の黄金比と、標準的な分量、割り方のバリエーションを具体的な数字で示します。
2-1. 基本の黄金比は「ライチ3:ブルーキュラソー1」
標準的なレシピは、ライチリキュール30ml・ブルーキュラソー10ml・グレープフルーツジュース45mlです。ライチとブルーキュラソーの比率はおよそ3対1。ブルーキュラソーは色付けと軽い柑橘の香り付けが主目的で、入れすぎると青が濃くなりすぎて味も重くなります。「青は控えめ、ライチを主役に」が黄金比の勘どころです。
| ライチリキュール | 30ml(主役の甘みと香り) |
|---|---|
| ブルーキュラソー | 10ml(色付けと軽い柑橘香) |
| グレープフルーツジュース | 45ml(酸味で全体を引き締め) |
| 氷 | グラスに適量 |
| 度数の目安 | およそ8〜12% |
2-2. トニック割り・ソーダ割りのアレンジ
よりすっきり飲みたいときは、グレープフルーツジュースを少なめにしてトニックウォーターで満たす作り方があります。レシピ本やバーによってはこちらを標準とすることもあり、炭酸が加わると爽快感が増して食事にも合わせやすくなります。トニックの微かな苦味はライチの甘さと好相性です。ただし液体量が増えるぶん度数はおよそ4〜5%まで下がるので、飲みごたえを残したいならトニックを加えないビルドが向いています。
2-3. 甘さ・濃さの微調整
- もっと甘く:ライチを35mlに増やし、グレープフルーツを控える
- もっと爽やかに:グレープフルーツを多めにし、ソーダを足す
- 青を鮮やかに:ブルーキュラソーは10mlのまま、氷を大きめにして薄まりを防ぐ
3. 作り方の手順と道具
チャイナブルーはシェイカーを使わず、グラスの中で直接混ぜる「ビルド」で作れる手軽なカクテルです。基本の手順と、家でバーの味に近づけるための道具を紹介します。
3-1. ビルドの手順
- グラスに氷をたっぷり入れて冷やす
- ライチリキュール30mlを注ぐ
- グレープフルーツジュース45mlを加える
- ブルーキュラソー10mlを、氷に伝わせて静かに沈めるように注ぐ
- バースプーンで下から持ち上げるように2〜3回だけ混ぜる
- 色のグラデーションを残したい場合は、この最後のひと混ぜをしない
混ぜすぎると青とジュースが完全に一体化して濁った印象になります。軽くひと混ぜして、上部にグラデーションを残すのが見栄えのコツです。
3-2. あると便利な道具
分量を正確に量ることが、チャイナブルーを安定して美味しく作る一番の近道です。メジャーカップ(ジガー)で計量し、バースプーンで静かに混ぜ、脚付きや背の高いグラスに注ぐと、バーらしい仕上がりになります。
計量にはステンレス製のメジャーカップが扱いやすく、30ml・45mlを手早く量れます。
混ぜるときは、しなやかに回せる長めのバースプーンがあると氷を崩さず仕上げられます。
グラスは、青い色を映えさせる背の高いタンブラーがおすすめです。
4. 材料の選び方
チャイナブルーは材料点数が少ないぶん、一つひとつの品質が味を大きく左右します。ライチリキュール、ブルーキュラソー、グレープフルーツジュースの選び方を押さえておきましょう。
4-1. ライチリキュールの選び方
主役となるライチリキュールは、香りの自然さで選びます。ライチの果実味がはっきり感じられる定番銘柄を選ぶと、少量でも華やかに香ります。
4-2. ブルーキュラソーの選び方
ブルーキュラソーは主に色と軽い柑橘香を担います。青の発色が澄んでいて、甘さが強すぎない定番のオレンジ系リキュールを選ぶと、チャイナブルーの色が濁りません。
4-3. グレープフルーツジュースは果汁100%を
グレープフルーツジュースは、できれば果汁100%のものを選ぶと、酸味と苦味がくっきり出てライチの甘さと綺麗に対比します。生のグレープフルーツを絞れば、より香り高く仕上がります。柑橘の酸味が全体を引き締める役割を担うため、加糖タイプよりストレート果汁が向いています。
5. 似たカクテルとの違い
チャイナブルーは「フルーティーで飲みやすい青いカクテル」として人気ですが、味や成り立ちが近いカクテルと比べると、その個性がよりはっきり見えてきます。
5-1. ソルティドッグとの違い
ソルティドッグも同じくグレープフルーツを使いますが、ベースはウォッカで、グラスの縁に塩を付けるのが特徴です。甘さは控えめで、塩と柑橘のキリッとした味わい。フルーティーな甘さを楽しむチャイナブルーとは、狙う方向がはっきり異なります。
5-2. カシスオレンジとの違い
リキュールをジュースで割るという成り立ちはカシスオレンジと共通しますが、カシスオレンジはカシスの赤紫とオレンジジュースの組み合わせ。チャイナブルーは青い見た目とグレープフルーツの苦味がある分、後味がより爽やかで、甘さが口に残りにくいのが違いです。
5-3. 甘い順・強い順で選ぶ
甘さや度数で今日の一杯を選びたいときは、カクテルの度数一覧で代表的な銘柄を高い順に並べて比べると失敗がありません。チャイナブルーは8〜12%前後なので、その中では軽めのグループに入ります。
6. 合うシーンとおつまみ
チャイナブルーは、その爽やかさと軽さから幅広いシーンに馴染みます。合わせやすい料理や、大人の時間に楽しむための工夫を紹介します。
6-1. 相性の良いおつまみ
- チーズ:クリーム系やフレッシュチーズがライチの甘みと好相性
- 生ハム:塩気がグレープフルーツの苦味と釣り合う
- ナッツ:香ばしさが軽い甘さを引き締める
- フルーツ:柑橘やベリーで爽やかさを重ねる
6-2. 大人の一杯として楽しむ
見た目の華やかさから若い世代の印象が強いカクテルですが、材料と比率を丁寧に整えれば、落ち着いた大人の一杯になります。ジャズの流れる静かな空間で、青いグラスを傾けながらゆっくり味わう時間は、家飲みでもバーでも格別です。
麻布十番のジャズバー TOMIJAZ では、ミモザやベリーニ、キールといったフルーティーで飲みやすい一杯から、シーブリーズ・モスコミュール・パラダイスなどの定番カクテルまでご用意しています。「甘さは控えめで爽やかなものを」「果実の香りが立つものを」といったご要望をお伝えいただければ、バーテンダーがその日の気分に合う一杯をお作りします。ジャズが流れる落ち着いた空間で、大人のカクテルタイムをお過ごしください。
| 所在地 | 〒106-0045 東京都港区麻布十番2-8-3 ディケンズ麻布 3F |
|---|---|
| 営業時間 | 月曜〜土曜 19:00〜翌2:00(L.O. 1:30) |
| 定休日 | 日曜・祝祭日 |
| アクセス | 東京メトロ南北線「麻布十番駅」4番出口/都営大江戸線「麻布十番駅」7番出口より徒歩3分 |
| 電話予約 | 03-3454-5566 ※営業時間内のみ |
| ウェブ予約 | 食べログ予約ページ |
まとめ
チャイナブルーは、ライチリキュール30ml・ブルーキュラソー10ml・グレープフルーツジュース45mlを基本に、ライチとブルーキュラソーを3対1で合わせる青いカクテルです。度数はおよそ8〜12%と軽く、シェイカーを使わずグラスの中で混ぜるだけで作れます。ブルーキュラソーを入れすぎないこと、果汁100%のグレープフルーツを選ぶことが、バーの味に近づける鍵です。麻布十番のジャズバーTOMIJAZでは、お好みに合わせたカクテルを一杯ずつご提案していますので、青いカクテルの世界を入り口に、ぜひカウンターへお越しください。
よくある質問(FAQ)
- チャイナブルーのアルコール度数はどれくらいですか?
-
トニックやソーダで割らない基本のレシピでおおむね8〜12%です。ビールよりやや高い程度で、口当たりが軽く飲みやすいカクテルに分類されます。トニックウォーターで満たすレシピにすると、4〜5%程度まで下がります。
- チャイナブルーの黄金比を教えてください。
-
基本はライチリキュール3:ブルーキュラソー1(30ml:10ml)に、グレープフルーツジュース45mlを合わせる比率です。ブルーキュラソーは色付けが主目的なので控えめにし、ライチを主役にするのが美味しく仕上げるコツです。
- シェイカーがなくても作れますか?
-
作れます。チャイナブルーは氷を入れたグラスに材料を順に注ぎ、バースプーンで軽く混ぜる「ビルド」で仕上げるのが基本です。シェイカーは不要で、混ぜすぎずにグラデーションを残すと見た目も綺麗です。
- ブルーキュラソーは何で代用できますか?
-
青い色と軽い柑橘の香りが役割なので、完全な代用は難しいものの、ブルーキュラソーは製菓材料店や通販で入手しやすいリキュールです。どうしても無い場合は色は付きませんが、ライチとグレープフルーツだけでも近い味わいになります。
- チャイナブルーはどんなグラスで飲みますか?
-
決まりはありませんが、背の高いタンブラーや脚付きのグラスにたっぷりの氷で提供すると、青い色が映えて涼しげに見えます。トニックやソーダで割る場合も、細長いグラスが向いています。
- 甘すぎないチャイナブルーにするには?
-
グレープフルーツジュースを多めにし、仕上げにトニックウォーターやソーダを加えると、甘さが和らぎ爽やかになります。ライチを30mlより控えめにするのも有効で、食事に合わせやすい一杯になります。
- 家で作るとき材料はどこで買えますか?
-
ライチリキュールとブルーキュラソーは、酒販店や通販で入手できます。グレープフルーツジュースはスーパーで手に入る果汁100%タイプが手軽です。まずは基本の3種を揃えるところから始めると失敗がありません。
あわせて読みたい








TOMIJAZ Bartenders(トミジャズ・バーテンダーズ)
麻布十番のジャズバーTOMIJAZの現役バーテンダーチーム。創業者・トミがニューヨーク20年・東京14年にわたり築いたジャズバーの歴史を、常連客からオーナーとなった株式会社Envalue代表の水野泰和が2022年11月より受け継いでいます。お酒・ジャズ・空間づくりに関する一次情報を、現場のカウンターから発信しています。

